料理教室　2024年９月22日 

本日のメインキャストは青梗菜。青梗菜の魅力に迫ります。

青梗菜の歴史と産地

原産地は中国華中地方。 日本には日中国交回復後の1972年以降に入ってきたと言われる。 日本では千葉県の柏市で先駆けて栽培された。

青梗菜の栄養価

強い抗酸化作用を持ち、ガンや生活習慣病の予防に期待できるβ-カロテン(図.1)が豊富。

葉酸やビタミンCの他、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラル類も多く含む。

図１

表１

β-カロテンは食品から摂る場合は柑皮症(皮膚がオレンジ色になる)以外に過剰によって引き起こされるものはないとされています。

しかし、サプリメント等から大量にβ-カロテンを摂取した場合は有害な作用も報告されているので注意しましょう！！

青梗菜の選び方

葉

• 鮮やかな緑色
• みずみずしくてツヤがある
• 葉先がピンとしている

茎

• ハリや固さがありみずみずしいもの
• 肉厚で幅の広いもの
• 切り口が乾いてなく変色していないもの

青梗菜の保存方法

冷蔵保存　約3〜5日間保存可能

1. 湿らせたキッチンペーパーで包む: 青梗菜を湿らせたキッチンペーパーで包む。
2. ポリ袋に入れる: 包んだ青梗菜をポリ袋に入れ、軽く口を閉じる。
3. 立てて保存: 冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。

冷凍保存 ３週間～1か月保存可能

【生のまま冷凍】

1. 切る: 青梗菜を食べやすい大きさに切る。
2. 洗う: 水でしっかりと洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
3. 保存袋に入れる: 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じる。

【ゆでてから冷凍】

1. 切る: 青梗菜を食べやすい大きさに切る。
2. ゆでる: 沸騰したお湯に塩と少量の油を加え、茎を30秒、葉を15秒ほどゆでる。
3. 冷やす: ゆでた青梗菜を氷水にとって冷やし、水気を絞る。
4. 保存袋に入れる: 小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。

青梗菜を使ったレシピ 

ベーコンと青梗菜の白味噌クリームパスタ

【材料２人分】
パスタ　200g
青梗菜　１株
ベーコン　４枚
しめじ　1/2パック（50g）
オリーブオイル　大さじ１
牛乳　300cc
薄力粉　大さじ１
白味噌　小さじ２
塩　１g〜1.5g
こしょう　少々

1. 青梗菜は斜め切り、ベーコンは1cm幅に切り、しめじはほぐしておく。
2. フライパンにオリーブオイルをひき、しめじ、青梗菜、ベーコンを炒める
3. 2.に薄力粉をふるい、炒める。
4. 牛乳200mlを加え、残りの100mlで白味噌を溶いてからフライパンへ入れる。
5. 牛乳にとろみがつくまで加熱する。
6. 別のフライパンでパスタをゆで時間より1分少なくゆがく。
7. 5.〜6.を入れ、塩、こしょうで味を調えて炒めたら完成。

青梗菜のかに玉スープ

【材料２人分】
青梗菜　80ｇ
かにかま　30ｇ
卵　60ｇ
A：水　400ｇ、鶏ガラスープの素　5ｇ、しょうゆ　12ｇ
B：片栗粉　9ｇ、水　15ｇ
塩胡椒　適量
お好みで豆腐など

1. 青梗菜はよく洗い根元を切り三等分にする。 　
   カニカマは手で割く。
2. Ｂを混ぜておく。
3. 鍋にAを加え沸騰させる。
   その後青梗菜とかにかまを加え1分半程ゆでる。
4. 沸騰しているところに溶き卵を回し入れる。 　
   火を止め、10秒程待ってから全体をかき混ぜ、Bをかき混ぜながら加える。
5. 最後に塩胡椒を加え味を調える。